岩手山

 岩手県、奥羽山脈北部に位置する岩手山。標高は2,038mです。鬼ガ城を南壁とし屏風尾根を北壁とする西岩手外輪山の東壁に、東岩手外輪山が生じた複式火山で、東岩手外輪山は裾を長く引き富士山に似ていますが、西側は尾根状の外輪に黒倉山、姥倉山と続く山容となっており、「南部片富士」とも呼ばれています。

 登山コースによって違った面白さがあるのが特徴で、5月中旬、御神坂の標高800mの混合樹林の中にびっしりと咲くカタクリ、イチリンソウの群落はまさに絶景。焼走口の中腹にある噴気口から上部の火山磔の道では、初夏になるとピンクの花を咲かせるコマクサの大群落が見られます。

 旧気仙沼高等学校山岳部では、2~3年に一度ずつ訪れ夏山合宿を行っていました。

参考=YAMAKEI ONLINE