旧気仙沼高等学校 山岳部は、長年の間ほとんど欠かすことなく毎月第1金曜日に市内「あおば」にて定例OB会を開催し、交流と絆の基盤を保ち続けてきました。しかし、それぞれの人生を歩むにともなって多くのOBが気仙沼以外へ転出することとなり、なかなか気仙沼でのこの定例会に参加できないもどかしさを感じ続けてきましたが、平成30年5月に東京近郊在住のOB有志6名が参集して発起人会を結成。連絡網をふたたび開拓して粘り強く名簿の更新に努めました。その時点ですでに5名のOBが亡くなっているということも分かり、彼らを偲ぶ会とすることも大切な主旨となりました。そして約50名ものOBが互いに誘い合い、助け合って初めて大規模なOB会の開催が実現したのです。概要は以下のとおり。
日時▶ 平成30年8月11日（土）17時30分〜21時30分まで
会場▶「味の館 海鮮」（気仙沼市田中前2-5-13）
会の冒頭には、これも史上初めての企画として写場島忠さんに集合写真を撮影していただきました。ほぼ全ての年次から最低ひとりの参加、という高い出席率を達成。代々OBが現役高校生の山行に監督として参加してきた山岳部ならではの、タテに長い師弟関係が人生に及ぼす面白い効果を証明できました。その後店内に入ると同時に大変な活気に包まれ、感動的な光景が繰り広げられたのでした。世にこれほどユニークな人間関係と組織はない、という実感を改めて胸にできる場となり、今後の活動の活発化も誓いました。その具体的な活動については、当サイトを使い随時ご報告してまいります。